電気自動車の車検はどこに依頼可能?ガソリン車の車検費用や検査項目の違いについて解説
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ガソリンを一切使用せずモーターの駆動力で走る電気自動車ですが、ガソリン車同様に車検を受けなければなりません。
ガソリン車とはつくりが異なる電気自動車の車検は、どこに依頼すれば良いでしょうか?
この記事では、ディーラー以外で電気自動車の車検を依頼できる業者、電気自動車における車検の業者の選び方などを解説します。
INDEX
【ディーラー以外もあり!】電気自動車の車検を対応できる業者

電気自動車の車検は、ディーラーだけでなく民間整備工場でも対応を受け付けていることがあります。
民間整備工場は「認証工場」「指定工場」の2種類に分かれます。
ディーラーを含めた3業者のメリット、デメリットは下記の通りです。
メリット | デメリット | |
ディーラー | サービスが高品質 | 費用が高くなりやすい |
認証工場 | 費用を抑えやすい | 日数がかかる |
指定工場 | 整備不良の心配がほぼない | そもそも工場の数が少ない |
詳細を解説します。
ディーラーによる電気自動車の車検

メーカーが運営するディーラーであれば「特定の車種に精通している」整備スタッフが在籍しているため、安定した高品質な整備が期待できます。
充実した整備機器で、電気自動車のバッテリーのコンディションを正確に把握してくれるでしょう。
一方で、充実したサービスの反面、ディーラー車検のデメリットは車検費用が高くなりやすいと言えます。
もし費用を抑えたい方は、車検の前に見積もりを取得し、削減できる項目がないか整備士に確認してみると良いでしょう。
認証工場による電気自動車の車検

認証工場とは、地方運輸局の認証を受けた工場のことです。
ここでの車検では、車検の検査自体を別途車検場に持ち込みます。
そのため、検査の完了に数日かかってしまうのが難点です。
一般的に車検が完了するまで2〜3日はかかると考えておくと良いでしょう。
ただ、今回紹介する3つの中で一番車検費用を抑えることができる選択肢です。
指定工場による電気自動車の車検
指定工場とは、認証工場のうち、さらに一定の条件を満たした工場のこと。
認証工場よりもさらに厳しい条件をクリアした工場であり、検査の基準がより厳しいのが特徴です。
より細かく確認されるため、整備不良の心配がほとんどありません。
また、車検に要する時間が1時間〜1日と短く、プライベートでのスケジュールが比較的立てやすいと言えます。
電気自動車の車検業者を選ぶ際の3つのポイント

電気自動車の車検を依頼する業者を選ぶ際は、下記3つのポイントを重点的に確認しておくのがおすすめです。
- 電気自動車に関する専門性や実績があるか
- 車検完了までの日数について
- 車検基本料金について
電気自動車に関する専門性や実績があるか
より確実で、より安全な車検対応を求めるのであれば、電気自動車に関する専門性や実績がある業者なのか、しっかり確認しておきましょう。
電気自動車の車検には、EVに特化した点検項目や安全に関する知識が必要です。
実績の有無が安心感につながりますし、車検後に不具合が生じるリスクを最低限度回避することが可能です。
工場の中には、そもそも電気自動車に対応していないところもあるため、確認は欠かせません。
ホームページの事例集や実績集、Googleの口コミを確認したり、電話で聞いてみたりすると良いでしょう。
車検完了までの日数について
電気自動車に限った話ではありませんが、車検完了までの日数は自身の予定と併せて確認しておきましょう。
ディーラーや認証工場では、車検完了まで2〜3日程度かかります。
代車の用意がない場合や、車検対応中に遠出する予定が生じてしまった場合などは代替案を考えておかなければなりません。
車検基本料金について
車検の基本費用の車検基本料金は、業者によって異なります。
「電気自動車の車検費用を少しでも安くしたい」方は、車検基本料金が安い業者を選びましょう。
事前に複数の業者から車検の見積もりを取得し、比較検討するといいですね。
電気自動車も車検が必要!しかし対象外も

ガソリン車同様、電気自動車も公道を走るため、車検を受けなければなりません。
しかし、電気自動車にはエンジンが搭載されていないなどガソリン車と車体構造に違いがあるため、点検内容やパーツ費用の金額が異なります。
また、すべての電気自動車に車検が必要なわけではなく「電動ミニカー」は車検が不要です。
そもそも「ミニカー」とはどんな車?
電動ミニカーとは下記の条件を満たした小さな車です。
- 乗車定員1名
- 定格出力は0.6kW以下。エンジン換算約50cc相当
- 運転に普通自動車免許が必要
- ナンバープレートは原付と同じものを使用
ミニ「カー」と呼ばれるものの、扱いとしては原付の方が近く「三輪以上の原付≒ミニカー」と説明されることが多いです。
ミニカーは「超小型EV」と呼ばれることもありますが、同じく超小型EVに分類される「超小型モビリティ」はミニカーと異なり車検などが必要となるため注意しましょう。
電気自動車とガソリン車の車検における違いとは?
電気自動車(=EV)とガソリン車の車検に、そこまで大きな違いはありません。
強いていうのであれば、検査項目が違うくらいでしょう。
EVには「エンジン」がないため、エンジンオイルやオイルエレメントなどのエンジン周りの検査が不要です。
一方、車検を受けるタイミングや法定費用などに大きな違いはありません。
車検のタイミング=電気自動車もガソリン車も同じ

電気自動車の車検のタイミングは、ガソリン車と同じです。
- 新車購入時から3年目に初回の車検
- 初回以降は2年ごと
車検を受けず有効期限を過ぎた状態で車に乗ると、罰則や罰金の対象です。
車は消耗品ですので、当然ながら点検及び修理を行わないとさまざまな故障が生じやすくなります。
そして、その故障は大きな事故を招いてしまうことも。
安全運転を実現するためにも、ガソリン車と同様に電気自動車においても必ず車検を期限内に受けましょう。
車検費用=電気自動車もガソリン車もほぼ同じ

車検にかかる費用の種類は
- 法定費用
- 車検基本料
と、電気自動車とエンジン車で同じです。
電気自動車だからといって、法定費用がガソリン車よりもプラスされることはありません。
逆に「エコカー減税」によりガソリン車よりマイナスになることは考えられます。
性能に応じて、自動車重量税を免税・軽減されるのがエコカー減税ですが、適用されるのは登録時と初回の車検時の2回のみです。
それ以降はガソリン車と同様の条件で支払いが発生します。
法定費用とは
法定費用とは車検時に支払う保険料や税金、手数料のこと。
- 自動車重量税
- 自賠責保険料
- 印紙代
が含まれます。
車検基本料とは
車検基本料とは、業者ごとに設定する費用です。
【含まれるもの】
- 定期保険料
- 測定検査料
- 車検代行手数料
- 書類作成費用
- 納車手数料
- 代車費用
- 点検費用
- 整備費用 など
法定費用とは違って車検基本料の内容は業者ごとに異なります。
そのため、車検を依頼する業者を選定する際には見積もりの比較検討が欠かせません。
また、車検時の車両状態でも金額が異なる場合があります。
車検に出すときに車両がきれいな状態であれば、整備費用も少額で済みますし、逆に状態が悪く部品の交換が必要であれば、整備費用や部品交換費用も発生するでしょう。
車を持つと「定期的なメンテナンスを」と勧められることも少なくないかと思います。
セールストークだと思われがちですが、実際のところ車検時の出費をなるべく抑えるためにも、定期的なメンテナンスはとても重要なのです。
電気自動車の車検で検査が不要な項目

電気自動車はエンジンがないため、ガソリン車と比較し以下の項目について、検査などは不要です。
- エンジンオイル、点火プラグなどのエンジン関連
- マフラーなどの排気系統
- 燃料フィルターなどの燃料系統
EVは消耗品・部品の点数がガソリン車よりも少ない分、交換すべき部品や検査項目が少ないのが特徴です。
そのため、ガソリン車と比べてその分車検基本料が安価になる可能性があります。
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