ボルボの車検費用は高い?その理由や対策について相場とともに解説
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輸入車の中でも高い安全性とスタイリッシュなデザインで人気を集めているボルボ。
しかし、いざ車検の時期になると「費用が高い!」と感じる方も多いのではないでしょうか。
実際に、ボルボの車検には輸入車ならではのコストがかかることもありますが、ポイントを押さえれば無駄な出費をできる限り抑えることも可能です。
本コラムでは、ボルボの車検費用の特徴や、国産車との違い、費用を抑えるための具体的な対策について詳しくご紹介します。
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INDEX
ボルボの車検費用の内訳と相場

ボルボの車検費用は、国産の普通車と比べても極端に高いわけではありません。
法定費用に限って見れば、国産車の車検費用が約4万〜10万円であるのに対し、ボルボも初回車検では10万円前後が一般的です。
ただし、車検費用を大きく左右するのは「パーツの交換費用」です。
ボルボは輸入車であるため、専用のパーツを海外から取り寄せる必要があり、その分コストがかさむ可能性があります。
「ボルボの車検費用は高い」と言われる主な原因は、このパーツ代にあります。
初回車検では交換が必要なパーツが少ないため、国産車との費用差はほとんどありません。
しかしながら、ボルボを含む輸入車は、国産車と比べると耐久性がやや低い傾向にあります。
そのため、パーツ交換が増える2回目以降の車検では、費用が高額になるケースが多いのです。
ボルボの車検費用例

下記の費用表は、KURUMAZAでとあるボルボ(V60)の車検対応をした際の内訳です。
このときは車検だけでなく24カ月点検(2年点検)も行ったため、その分の費用も入れています(あくまで一例です)。
項目 | 数量 | 単価 | 金額 | 消費税 | 区分 | 備考 |
2年点検 | 1.0 | 12,182 | 12,182 | 課税 | 基本点検 | |
2年点検 | 1.0 | 6,000 | 6,000 | 課税 | 保安確認検査 | |
エンジンオイル交換 | 1.0 | 2,400 | 2,400 | 課税 | 工賃 | |
オイルエレメント交換 | 1.0 | 1,200 | 1,200 | 課税 | 工賃 | |
エンジンオイルドレンボルト | 1.0 | 800 | 800 | 課税 | 部品 | |
ブレーキフルード交換 | 1.0 | 4,800 | 4,800 | 課税 | 工賃 | |
ブレーキフルード | 1.0 | 1,800 | 1,800 | 課税 | 部品 | |
ブレーキクリーナー | 2.0 | 1,000 | 2,000 | 課税 | 部品 | |
F/ディスクローター・パッド交換 | 1.0 | 14,400 | 14,400 | 課税 | 工賃 | |
F/ディスクローターロックボルト | 2.0 | 500 | 1,000 | 課税 | 部品 | |
F/キャリパーロックボルト | 4.0 | 520 | 2,080 | 課税 | 部品 | |
R/ディスクローター・パッド交換 | 1.0 | 12,000 | 12,000 | 課税 | 工賃 | |
R/ディスクローターろっく | 2.0 | 500 | 1,000 | 課税 | 部品 | |
R/キャリパーロックボルト | 4.0 | 520 | 2,080 | 課税 | 部品 | |
右F/エンジンマウント交換 | 1.0 | 9,600 | 9,600 | 課税 | 工賃 | |
検査登録代行料 | 1.0 | 3,000 | 3,000 | 課税 | 諸費用 | |
自賠責保険 | 1.0 | 32,800 | 32,800 | 課税 | 法定費用 | |
重量税 | 1.0 | 17,650 | 17,650 | 課税 | 法定費用 | |
印紙代 | 1.0 | 2,300 | 2,300 | 課税 | 法定費用 |
小計(課税) (①) | 129,092円 |
消費税 (②) | 12,909円 |
小計(非課税) (③) | 0円 |
値引き (④) | – 円 |
総額(消費税込) (①+②+③) | 142,001円 |
法定費用である「自賠責保険」「重量税」「印紙代」は、合計で52,750円。
今回の総額が142,001円なので、残りの89,251円がパーツ代(点検代も含まれますが)です。
こうしてみると、やはりパーツによって費用が大きく変化することが分かりますね。
なぜボルボの車検費用は高いと感じるのか

ボルボの車検費用を「高すぎる」と感じたことがあるオーナーの方は、少なくないでしょう。
確かに、金額だけを見ると「高い」と感じるのも無理はありません。
しかし、それはボルボの安全性や品質を維持するために、必要なコストとも言えるのです。
ボルボの車検費用が国産車と比べて高くなりやすい理由には、主に以下の3つがあげられます。
- 輸入車ならではの専門性
- パーツの取り寄せによるコスト
- 耐久性の違い
輸入車ならではの専門性
ボルボをはじめとする輸入車の車検には、国産車とは異なる専門的な知識や技術が求められます。
そのため整備にかかる手間が増え、技術者の人件費も高くなる傾向があり、結果として車検費用が高くなる要因となります。
パーツの取り寄せによるコスト

車検時に不具合が見つかった場合、部品の交換が必要になるのは国産車も輸入車も同様です。
ただし輸入車の場合は、必要な部品を海外から取り寄せる必要があるため、調達に時間がかかるだけでなく、費用も割高になることがあります。
耐久性の違い
一般的に、輸入車は国産車と比べて耐久性がやや劣る傾向があります。
そのため、パーツの交換が必要になる頻度が高くなりやすく、車検費用が結果的に高くなるケースが多く見られます。
ボルボの車検費用を安く抑える方法は?

車検費用を抑えるためのポイントは、大きく分けて2つあります。
まず1つ目は、「定期的なメンテナンス」です。
パーツの劣化や不具合を早めに発見できれば、大規模な修理や部品交換を避けられる可能性が高くなります。
結果として、車検時の費用を抑えることにつながります。
もう1つは「信頼できる整備工場の選定と、事前見積もりの確認」です。
安心して任せられる整備工場を選び、車検前にしっかりと費用の見積もりを取っておくことで、想定外の出費を防ぐことができます。
愛車に長く乗り続けるためにも、日頃から小まめな点検を心がけることが大切です。
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ボルボの車検時によく交換されるパーツ

ボルボの車検では、国産車ではあまり交換しない部品が必要になることがあります。
代表的なものとして、以下のパーツがあげられます。
- スパークプラグ
- バッテリー
- ブレーキパッド
- ブレーキローター
- バッテリー
- 足回り部品
- タイヤ
外車(輸入車)は、ブレーキパッドやブレーキローターといった部品が比較的摩耗しやすい傾向があります。
そのため、車検時にこれらの部品の交換が必要になるケースが、国産車に比べて多く見られます。
また、スパークプラグのようにエンジンの効率やパフォーマンスに大きな影響を与える部品や、サスペンションやブッシュ類といった足回りのパーツも、劣化が進むと走行性能に直接影響を及ぼす重要な箇所です。
これらの部品の交換が、車検費用を高額にしてしまう主な要因となることが多いため、日頃から点検を行い、劣化を早期に発見することが非常に重要です。
ボルボの車検を負担なく乗り切るために

ボルボの車検には、輸入車ならではのコストがかかることもありますが、ポイントを押さえることでその負担を軽減することが可能です。
定期的なメンテナンスや、信頼できる整備工場の選定を心がけることで、車検時の思わぬトラブルや高額な出費を未然に防ぐことができます。
愛車を長く快適に乗り続けるためには、日頃から丁寧なケアを大切にすることが何より重要です。
車検のタイミングをきっかけに、ボルボとのカーライフをさらに快適で充実したものにしてみてはいかがでしょうか。
その際は、ぜひKURUMAZAにご連絡ください。