輸入車の車検費用が高い理由は?車検相場や国産車との違いを解説
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輸入車の車検費用は、国産車よりも高い傾向にあります。
輸入車をお持ちの方の中には、「もう少し車検費用が安くなればいいのに」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、
- 輸入車の車検費用が高い理由
- 輸入車の車検相場
- 輸入車の車検費用を安くおさるコツ
などを解説します。
すでに輸入車を持っており「車検費用を安く抑えたい」方、これから輸入車の購入を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
INDEX
輸入車の車検費用が高い4つの理由
輸入車の車検費用が高い理由は、以下です。
- 部品代が高い
- 整備費用が高い
- 車両の重量が重い
- 研修コストが高い
それぞれ詳しく解説します。
理由①:部品代が高い
輸入車の車検費用が高い理由の1つ目は、輸入車の部品代が国産車より高いからです。
それではなぜ輸入車の部品は、国産車よりも高いのか。
理由は、輸入車の純正部品の代金には、輸送費が加算されるからです。
輸送費には海外から部品を取り寄せる際の、船舶や飛行機の利用料などが含まれます。
輸入車の場合、海外から日本に部品を輸入するための費用が発生し、その費用を輸送費として加算するため、どうしても国産車より部品代が高くなってしまうのです。
理由②:整備費用が高い
輸入車の車検費用が高い理由の2つ目は、輸入車の整備費用が高いからです。
輸入車の車検において、輸入車専用の部品・工具を準備しなければなりません。
これらの部品・工具の準備費用が整備費用に加算されているのです。
また運営会社によっては、輸入車の整備ノウハウが少ないこともあるでしょう。
整備ノウハウが少ないと整備工数が増える=整備にかかる時間が長くなる、つまり整備士の人件費が多く必要になります。
そのため輸入車の車検において、社員の人件費を考慮し、整備費用が高くなります。
理由③:車両の重量が重い=自動車重量税が高い
新規登録時や車検時には、自動車重量税を支払わなければなりません。
自動車重量税のお支払い金額は、
- 車種
- 車両重量
- 経過年数
- エコカー減税に該当するか否か
によって変動します。
車両重量が重くなるほど、支払い金額が大きくなる自動車重量税。
輸入車は国産車よりも車両の重量が重くなることが多いため、自動車重量税も高くなりやすいです。
理由④:修理の研修コストが高い
輸入車の車検費用が高い理由4つ目は、修理の研修コストが高いからです。
輸入車を担当する整備士は輸入車の新型車が販売されるたびに、海外メーカーが行う研修に参加し、車の特徴や整備方法を学習する必要があります。
その研修費用は、整備会社が負担することがほとんど。
これらの研修コストと研修に参加する整備士の人件費が輸入車の車検費用に含まれるため、輸入車の車検費用は高くなりやすいのです。
【国産車と比較】輸入車の車検費用の相場はどのぐらい?
車検費用の相場 | |
国産車の軽自動車 | 約6〜12万円 |
国産車の普通自動車(重量〜1t) | 約7〜15万円 |
国産車の普通自動車(重量 1〜1.5t) | 約9〜17万円 |
国産車の普通自動車(重量 1.5〜2t) | 約11〜20万円 |
輸入車 | 国産車の車検費用の約1〜2割増 |
輸入車の車検費用は、国産車の車検費用の約1割〜2割ほど高いことが多いです。
理由は上述したように、輸入車は国産車と比べ車の部品代や整備費用が高くなってしまうためです。
ただし輸入車の車種や経過年数、劣化具合、劣化具合に伴う整備内容で車検費用は大きく変わります。
車検費用は、余裕をみて少し多めに準備しておくと良いでしょう。
また車検の費用は、業者によって異なります。
適正な価格の業者を選ぶためにも、事前に複数の業者から見積りを取りましょう。
【法定費用で見る】輸入車と国産車で車検費用に違いはある?
輸入車と国産車の車検費用において、支払わなければならない法定費用の種類に違いはありません。
輸入車の車検時においても、国産車の車検時と同様に、
- 自賠責保険料
- 自動車重量税
- 印紙代
上記の法定費用の支払いが必要です。
自賠責保険料や印紙代は、自家用の普通自動車であれば、輸入車・国産車など車のサイズや種類を問わず一定です。
一方自動車重量税は、車の重量が重いほど支払う金額が増えます。
大型な車種に乗っている方で自動車重量税の金額が気になる方は、事前に見積りを取り確認しておきましょう。
輸入車の車検費用を安く抑える5つのコツ
自動車重量税や部品代が高く、国産車と比較して車検費用が高くなりやすい輸入車。
そんな輸入車でも車検費用を安く抑えるコツがあります。
- 純正部品にこだわらない
- 最低限必要な箇所だけ修理
- 日頃からこまめにメンテナンスを
- 割引サービスを利用
- 車検の見積もりを複数業者から取る
それぞれ詳しく解説します。
コツ①:純正部品にこだわらない
輸入車の車検費用を安く抑えるコツ1つ目は、純正部品にこだわらないことです。
輸入車の純正部品は品質は信頼できるものの、海外からの輸送費用などが含まれるため、どうしても金額が高くなりやすいです。
もし「純正部品を使用しなくても良い」「品質は最低限保証できれば良い」場合は、純正部品に交換するのではなく他メーカーや中古部品で代用するのも1つの方法です。
純正部品を使用するよりも、部品代を安く抑えることができるでしょう。
コツ②:最低限必要な箇所だけ修理
車検に通すことを目的とし、「交換しないと事故が起こる確率が高い。とても危険な状態」というパーツだけ、つまり最低限必要な箇所だけ修理・部品交換するのも、輸入車の車検費用を安く抑えるコツです。
もし最低限必要な箇所だけの修理で良い方は、業者や車検を担当する整備士に、事前にその旨を相談しておきましょう。
コツ③:日頃からこまめにメンテナンスを
日頃からのこまめなメンテナンスは、輸入車の車検費用を安く抑えることにつながります。
「車の点検や修理は、車検のタイミングで大丈夫」と油断してはいけません。
「エンジンのかかりが悪い。異音がする」など車の異変に気づいたら、すぐにプロの整備士に点検してもらいましょう。
この小さな違和感をほったらかしておくと、車の劣化が進み、車検時に大幅な修繕が必要で車検費用が高額になってしまいます。
また頻繁にメンテナンスを行うことで、車検のために高額な予算を準備する負担も軽減されるでしょう。
コツ④:割引サービスを利用
輸入車の車検の業者によっては、割引サービスを用意している可能性もあります。
例え少額だとしても無料で割引されるのであれば、絶対利用した方がお得です。
輸入車の車検費用を少しでも安く抑えたい方は、テレビCMやホームページなどで割引サービスがないか確認し、もしあれば迷わず利用しましょう。
コツ⑤:車検の見積りを複数業者から取る
輸入車の車検費用を安く抑えたい方は、車検の見積りを複数業者から取りましょう。
理由は、業者によって車検基本料や整備費用が異なるからです。
複数の業者に見積りを依頼すれば、「車検の内容は同じなのに、金額が高い業者を選んでしまう」などを防ぐことができるでしょう。
輸入車の車検業車を選ぶ4つのポイント
輸入車の車検の業者を選ぶときのポイントは、以下です。
- 輸入車の整備経験が豊富な整備士の存在
- 輸入車の車検の実績の多さ
- 輸入車の車検に関する口コミがあるか
- 車検費用が予算を超えないか
それぞれ詳しく解説します。
選ぶポイント①:輸入車の整備経験が豊富な整備士の存在
輸入車の車検の業者を選ぶとき、
「輸入車の整備経験が豊富な整備士がいるか」をホームページや口コミから事前に確認しましょう。
過去に、輸入車のディーラーで勤務していた整備士がいると安心です。
輸入車は国産車と比べ車の構造や部品が異なり、専門的な知識とスキルを身につける必要があります。
したがって、車検後の安心安全なカーライフを実現するためにも、輸入車のディーラーで経験を積んだ整備士が在籍する整備工場などを選びましょう。
選ぶポイント②:輸入車の車検の実績の多さ
輸入車の車検の業者を選ぶときは、「輸入車の車検の実績が多い業者」を選択しましょう。
輸入車の車検の実績が多いということは、
- 輸入車の車検のノウハウが多い
- その業者を信頼して選んだ人が多い
ということです。
輸入車の車検の実績の多さは、企業ホームページや口コミから確認しましょう。
もし企業ホームページや口コミに輸入車の車検の実績についての記述がない場合、電話などで事前に確認すべきです。
選ぶポイント③:輸入車の車検に関する口コミがあるか
輸入車の車検の実績に合わせて、口コミも必ず確認しましょう。
口コミを見ることで、
- サービス全体の満足度
- 担当社員の対応の良さ
- これまで対応した輸入車の修理内容
- 大まかな費用感
などを確認することができるでしょう。
口コミは、サービスを受けた人の心からの評価です。
業者を選ぶときには必ず事前に確認し、業者選びで失敗する確率を限りなく減らしましょう。
選ぶポイント④:車検費用が予算を超えないか
輸入車の車検費用は、国産車の車検よりも高くなりやすいです。
車検費用に予算がある方は、事前に見積りを取得し金額や車検項目を確認しましょう。
最後に輸入車の特徴を確認
最後に輸入車の特徴を、
- 走行性能
- 維持費
- 環境への配慮
の3つの観点から解説します。
特徴①:走行性能
輸入車は車体の大きさやエンジンの出力、走りやすさなど、走行性能に優れています。
- 「軽い力でアクセルを踏むだけで、走行スピードが上がる」
- 「エンジンのマフラー音が特徴的でかっこいい」
など、輸入車には「マイカーでの走りを楽しみたい」方が大満足できる性能・特徴が満載です。
特徴②:維持費
輸入車の維持費は、国産車と比較し高くなりやすいです。
理由は、
- 交換部品を海外から取り寄せる場合、部品代に輸送費が含まれるから
- 輸入車にはハイオク指定の車種があり、ガソリン代が高いから
などがあります。
またそもそも輸入車は、生産国の気候環境に合わせて設計・製造されています。
そして日本と外国の気候は、当然ながら異なります。
日本の寒暖差が大きく湿気の多い気候は輸入車と合わない部分があるため、どうしても車体へのダメージが蓄積しやすく、部品交換や修理の頻度が多くなってしまうでしょう。
特徴③:環境への配慮
輸入車には、ディーゼルエンジン搭載車など、環境に配慮した車種も存在します。
ディーゼルエンジンが搭載されている車種であれば、走行中に排出するCO2の量を削減できることに加え、燃費性能も良いです。
もし「輸入車に乗りたいし、微力ながら地球環境にも貢献したい」という方は、ディーゼルエンジン搭載など環境性能が優れている輸入車を選択肢に入れてみましょう。
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