車の部品の交換時期は?費用の目安も紹介

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マイカーを持っているみなさん、ちゃんと車の部品のメンテナンスをしていますか?

「車のメンテナンスは、法定点検のときしかしていない」
「そもそも車は、よっぽどのことがない限り故障なんかしないでしょ」

と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

車の部品は、立派な消耗品です。

交換時期を過ぎた部品を使い続けると、故障のリスクが高くなったり、車本来の性能が発揮されません。

この記事では、車の部品と各部品の交換時期、交換費用の目安を各パーツ毎に紹介します。

「最近車の点検に行っていない」という方は、ぜひこの記事の交換時期を参考にしてみてください。

車の各部品と交換時期・交換費用の目安一覧

車の各部品と交換時期(耐久月日)・交換費用の目安は、以下に表でまとめました。

また各部品を掲載するにあたり、

  • エンジンオイル関係
  • ブレーキ関係
  • 一般的な消耗品
  • バッテリー
  • タイヤ
  • 車検の時にしっかり確認すればOKな部品

という6つのグループに分けました。

なお、金額は税別価格の表記です。
また部品単体の費用の金額ですので、工賃費用は含みません。

エンジンオイル関係

エンジンオイル

交換時期(耐久月日)交換費用の目安
走行距離 4,000km~5,000km 交換時期 6ヶ月~1年2,500円~7,500円(1Lあたり1000円~1500円)

エンジンオイルフィルター

交換時期(耐久月日)交換費用の目安
エンジンオイル交換2回につき1回1,000円~3,000円

こんな不具合が出たら要チェック

  • 最近燃費が悪くなった
  • 車内から異音が聞こえる
  • 坂道走行でパワー不足を感じる

エンジンは車全体に影響を及ぼします。
異変を感じたら、すぐに点検・交換をしましょう。

ブレーキ関係

ブレーキオイル

交換時期(耐久月日)交換費用の目安
1年~1年半5,000円~10,000円

ブレーキパッド

交換時期(耐久月日)交換費用の目安
4年~5年7,000円~15,000円

こんな不具合が出たら要チェック

  • ブレーキの効きが悪い
  • ブレーキ警告灯が点灯
  • キーキーという異音がする
  • ブレーキパッドの厚さが3mmを切った

ブレーキ関係の部品の不具合は、「車を停止できない」ことにつながり、事故の要因になります。
少しでも違和感を感じたら、すぐに部品の点検・交換をしましょう。

一般的な消耗品(こまめにお取り替え推奨)

ワイパーブレードのゴム

交換時期(耐久月日)交換費用の目安
6ヶ月~1年ブレードごと(2本):4,000円~5,000円 ゴムのみ(2本):1,000円~3,000円

エアコンフィルター

交換時期(耐久月日)交換費用の目安
1年に1回 走行距離 10,000km2,000円~8,000円

エアクリーナー

交換時期(耐久月日)交換費用の目安
走行距離 40,000km~50,000km3,000円

こんな不具合が出たら要チェック

  • ブレーキの効きが悪い
  • ブレーキ警告灯が点灯
  • キーキーという異音がする
  • ブレーキパッドの厚さが3mmを切った

このグループに記載した部品の交換費用は、比較的お買い求めしやすいかと思います。
快適なカーライフを過ごすためにも、問題が生じたり交換時期になったら交換しましょう。

バッテリー

バッテリー

交換時期(耐久月日)交換費用の目安
2年~3年4,000円~40,000円

こんな不具合が出たら要チェック

  • エンジンがなかなか掛からない
  • 電装品の動きが悪い
  • アイドリングストップが正常に機能しない

バッテリーを交換する場合は、「自分の車にあうバッテリーなのか確認」が必要です。
例えば、アイドリングストップ搭載車には、専用のカーバッテリーを選択するようにしましょう。

タイヤ

タイヤ

交換時期(耐久月日)交換費用の目安
使用開始5年後には要チェック軽自動車:5,000円~19,000円(1本) 普通車:

こんな不具合が出たら要チェック

  • タイヤのスリップサインが表面にあらわれている
  • 使用開始後約5年以上経過
  • ひび割れ、偏った摩耗が見られる

タイヤの交換時期の目安は、使用開始から5年後です。
しかし車の使用頻度によって、消耗スピードは変わります。
週末によくドライブにいく人などは、定期的にタイヤの状態を確認しておくと安心です。

車検の時にしっかり見てもらえばOKな部品

ラジエーター液

交換時期(耐久月日)交換費用の目安
2年冷却水の補充・交換:5,000円 タンク・ホースの交換:15,000円

スパークプラグ

交換時期(耐久月日)交換費用の目安
2年 走行距離 20,000km軽自動車:7,500円~12,000円 普通車:12,000円~40,000円

こんな不具合が出たら要チェック

  • 甘い独特の匂いがする
  • 液の色が茶色になっている
  • 燃費、加速、エンジンの掛かりが悪い
  • アイドリングが不安定になる

ラジエーター液、スパークプラグは、基本的に車検時に確認してもらえば問題ございません。
しかし「燃費が悪くなった」「加速しにくい」「エンジンの掛かりが悪い」などの症状は、スパークプラグの劣化の可能性があります。

車の部品と役割

各部品とその役割について説明します。

エンジンオイル

エンジンオイルは、エンジンの清浄や防錆、部品の冷却など、各部品の保護や性能を最大限引き出す役割を担います。 車のパフォーマンスの維持、そしてエンジンの不調による事故を防ぐためにも、エンジンオイルは定期的に検査・交換しましょう。

エンジンオイルフィルター

エンジンオイルフィルターは、エンジン、そしてエンジンオイルの良好なコンディション維持のために欠かせない部品です。

オイルフィルターの濾過機能によって、エンジンオイル内に漂うスラッジと呼ばれる汚れを吸着し、エンジンオイルの性能を長持ちさせます。

タイヤ

路面の状態にあった最適なタイヤの種類を選択することは、安全なドライブの実現に直結します。

タイヤの種類利用シーン
スタッドレスタイヤ雪道での走行に向いている
サマータイヤ降雪の心配が少ない地域では通年で利用できる
オールシーズンタイヤスタッドレスタイヤとサマータイヤの中間的な立ち位置
オールテレーンタイヤ砂利道や泥道など悪路に向いている

タイヤの種類はさまざまです。

車の運転前には、自分が住む地域の季節、地理的要因、旅行先の道路状況などを事前に確認し、安全運転が実現できるタイヤを選択しましょう。

ワイパーブレードのゴム

ワイパーブレードのゴムとは、ワイパー(ワイパーブレード)を動かした時に、ウィンドウの汚れを拭き取る部品です。

フロントウィンドウの綺麗さは、運転中の視界の良さに直結します。
ワイパーブレードのゴムも定期的に交換しましょう。

エアコンフィルター

エアコンフィルターには、カーエアコンにて温冷風を送る時にゴミや誇り、カビなどを取り除く効果があります。

エアコンフィルターは、アレルゲン物質などが交じった汚い空気が車内に循環するのを防ぎます。

バッテリー

車におけるバッテリーの役割は、蓄電気として電気を車全体に供給すること。

エンジンの始動、ヘッドライトやルームランプの点滅、カーナビ、カーオーディオ、ワイパーの作動など、車に電気が供給されるからこそ正常に動作します。

ブレーキオイル

ブレーキオイルは、ブレーキペダルを踏んだ時に、スムーズそして安全に車の速度を落とす役割を担います。

ラジエーター液

ラジエーター液の役割は、車のエンジンの冷却です。

長時間の運転や炎天下での走行時には、エンジンの温度が高熱になり、エンジンが燃えてしまうことも。
そのような事態を防ぐために、ラジエーター液がエンジンを冷やし、高熱になるのを防いでいるのです。

エアクリーナー

エンジンの稼働時、外の空気を吸い込みます。
その時外気と一緒にゴミなどを吸い込むと、エンジンが傷ついてしまいます。
これを防ぐのが、エアクリーナーです。

エアクリーナーを綺麗に保つことで、空気の流れが良くなり、燃費も向上します。

ブレーキパッド

ブレーキパッドとは、タイヤに連動して回転するブレーキディスクを挟み込む制動装置です。
ブレーキパッドをブレーキディスクに押し付けると、摩擦力が発生します。
この摩擦力によって、自動車が減速・停止します。

スパークプラグ

スパークプラグは、ガソリンを燃焼させるための着火の役割を担います。

したがって、スパークプラグが劣化すると、エンジンの掛かりが悪くなったり、車の加速や燃費にも悪影響が生じるでしょう。

修理の見積を依頼する時の注意点

車の部品交換の見積を依頼するときの、注意点は以下です。

  • 保険や保証が使えるか確認
  • 料金を抑えたいときは、相見積をとる
  • 支払い方法を確認

それぞれみていきましょう。

保険や保証が使えるか確認

車の修理が必要な場合、まずはメーカー保証や店舗保証が使えるかを確認しましょう。
もし保証や保険が使えるならば、修理費用は安くなるケースがほとんど。

注意点としては、車両保険を利用すると、翌年度の等級が下がり保険料が高くなってしまいます。
修理費用と高くなった保険料を比較し、保証や保険を使うか選択しましょう。

料金を安くしたいときは、相見積をとる

車の修理費用をできるだけ安くしたい場合は、相見積をとりましょう。
相見積とは、2〜4社から見積をもらい、金額や対応内容を比較検討すること。

相見積をとってみると、「意外とこっちの会社の方が安かった!」というパターンもあります。
また見積をとる際に、有料か無料かは事前に確認しておきましょう。

支払い方法を確認

修理費用の支払い方法は、事前に確認しておきましょう。
現金払いだけではなく、クレジットカードや電子決済が可能な会社もあります。
車の修理費用が高額なら、ポイントがたくさん溜まりますよね!

普段からクレジットカードや電子決済を利用されている方は、
ポイントを稼ぐチャンスです。

車の修理はどこに頼むべき?自分でできる?

依頼業者を大きく分類すると、ディーラー、大手カー用品店、整備工場の3つです。
そして車のボディの小さい傷や擦り傷などは、程度にもよりますが、自分で修理することも可能です。

修理費用の側面から見ると、業者に頼むより自分で修理した方が安くなる可能性はあります。
しかし品質を考慮すると、やはり車の修理のプロには叶いません。

「車の見た目をかっこよくキレイに保ちたい」方で、金銭的に問題ない人は、車の修理は業者に依頼した方が無難かもしれませんね。

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