知っておくべき原付の交通ルール

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移動に便利な原付ですが、車とは違う原付ならではの交通ルールがあるのは知っていますか?

車を運転しているとよく見かける原付。

原付を運転しない人も原付のルールを知っておかないと、思わぬ事故の原因になってしまうかもしれません。

今回は原付の交通ルールについて解説します。

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原付とは?

原付とは排気量が50cc以下のバイクのことで、普通自走車運転免許があれば誰でも乗ることが可能です。

正式名称は「原動機付自転車」です。

原付の基本的な交通ルールは、下記の通り。

原付のNGルール

原付を運転するうえで、意外と間違えられやすいルールは下記の通りです。

原付は一番左側の車線を走らなければいけません。

例えば自分は直進したいものの、左側は左折専用レーンであった場合であってもしばらくは左側車線を走る必要があります

車の場合は早い段階で真ん中のレーンに車線変更することができますが、原付の場合は早いうちから真ん中へ車線変更をしてしまうと通行帯違反などで捕まる可能性があるため注意しましょう。

原付の二段階右折について

原付で右折する方法としては「小回り右折」と「二段階右折」があります。

道路の条件によってどちらで右折するのかが異なるので、しっかりと把握しておきましょう!

車しか運転したことがないドライバーも、原付の二段階右折について知っておくことで事故の回避につながります。

小回り右折は、そのまま右に曲がる方法です。
名前の通り、車の邪魔にならないように小さな軌道で右折するようにしましょう。

少し難しいのが二段階右折の方です。

二段階右折をする場所

原付が二段階右折をしなければならない道路条件はいくつかあります。

信号機がない場合は、ほかの条件が揃っていても小回り右折でOKです。

信号機がある場合、二段階右折をするパターンは2つに分かれます。

  • 信号機があり、かつ二段階右折の標識がある場合
  • 信号機があり、二段階右折に関する標識がなく、3車線以上の場合

逆に、下記のパターンは小回り右折になります。

  • 信号機があり、二段階右折禁止の標識がある場合
  • 信号機があり、二段階右折に関する標識がなく、2車線の場合

二段階右折の方法

二段階右折は直角に曲がることを考えるとイメージしやすいかもしれません。

右ウィンカーを出しながら交差点を直進したら原付ごと右へ方向転換し、停止します。

その後、信号に従い直進してください。

例え左側の車線が左折専用レーンであっても、二段階右折の場合はそこから直進しなければなりません

右ウィンカーを忘れないようにしてくださいね。

この場合、左折する車がいた場合は邪魔にならないところで待機しておきましょう。

車側も原付のルールを理解して運転しよう

原付を普段運転しない人の中には原付の二段階右折について、詳細をあまり知らない方も少なくありません。

二段階右折は、右ウィンカーを出しながら左折専用レーンであっても直進する、というように動きがかなり特殊です。

車だから原付のルールは関係ないと思うのではなく、しっかりルールを把握することで事故リスクの低下につながります。

今回の内容を参考に、安全運転を心がけてくださいね。

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